遅くなりましたが、去る5月5日心地よい晴天の中で、参拝者の方々と共に金光教御立教会の春のご大祭が麗しく執り行われました😊
この春のご大祭、天地金乃神大祭は、私たちの親神様である天地金乃神様に、今日のいのちを頂き、生かされて生きることへの御礼を申し上げるとともに、戦争やコロナウイルスに苦しむ人々をはじめ、私たち一人一人の人間が助かり立ちゆくこと等を祈願申し上げました。
さて、金光教では、ご祭典をお仕えするとき、神様や御霊様に心を込めてお供え物をします。
お供え物は、神様に私たちの真心を形に変えてお供えするものです。
祭典でお供えする物の種類としては、お鏡餅、酒、魚、乾物、野菜、果実、菓子などがあります。
御立教会では、大祭のお鏡餅はご信者さんと一緒に手作りするのが恒例になっています。
といっても、ペッタンペッタン餅つき大会をするわけではなく、文明の利器『餅つき機』様に手伝ってもらいます。
もち米が蒸しあがり、さあ餅つき機の出番!といったところでどうも様子がおかしい…
私は別の場所で御用をしていたのですが、何やら不穏な雰囲気に気づき見に行ってみると、餅つき機がうんともすんとも言わないそうです。
「モーターが焼けたかー」
もち米を蒸す担当、餅つき機を動かす担当、餅を丸める担当それぞれに段取りはできています。
もち米もホカホカに蒸しあがり、このままではお餅になれず、モチモチしたご飯になってしまいます。
「餅つき大会しよか~」
その一言で一致団結。
何か杵と臼の代わりになるものはないかとあれやこれや持ってきて、
(。・∀・)ノ すりこぎでペッタンペッタン・・・まだまだ餅にはなりません
(。・∀・)ノ コーヒーの瓶でペッタンペッタン・・・まだまだ餅にはなりません
(。・∀・)ノ うどんみたいに踏むか?・・・いやいやさすがに踏めません
ラップを巻いて消毒しては、あれを試し、これを試し・・・
(●’◡’●)そうしている間に娘(3歳)の手も入ってきます(※消毒済み!)
結局鍋にいれたもち米を一升瓶の底でつくという原始的な脳筋丸出しの方法でお餅を作ることに
ウホホ
それでも中々お米はおもちになりません。
だってもう冷めてるんですもの
途中少し賢くなってホームベーカリーでこねる方法もやりました。
これは少し餅っぽくなった!やったね
そうしてわちゃわちゃやっている間に餅職人のおじちゃんが往復1時間かけて餅つき機をとりにいってくれました。
文明の利器すごいです
そうしてできたお供えがこちらです。
なんとか形になりました。
いやはや、一時はどうなることかと思いましたが・・・
ってならなかったんですよ。
冷めていくもち米を見つめながら「なんとかなるさ」そんな思いしかわかなかったんです。
みーんなニコニコしててね
誰も文句も不足も言わない。一生懸命にお餅をお供えしたいという神様への思いだけでした。
なんかとても有難い時間でしてね。
これはお広前のお掃除の御用の時もそうなんですが、いい空間なんです。
これが御用だな~と思いました。
今思えば、あの空間に神様も御霊様もわちゃわちゃとおられたんだろうな、と思います。
ご祭典のあと、お供えしたお鏡餅は神様からのおさがりとしてお参りの方々に配られました。
信心をしている人たちのありがたさがしみましたとさ。
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